日本語では「思う」と表現する場面でも、英語では確信の度合いや思っている内容によって様々な動詞を用いる。
以下で、いくつかのフレーズを紹介する
I think:「~と思う」の最も一般的な表現
“I think ~” は、自分の意見を述べる時に使える最も一般的な表現である。
客観的な意見にも、主観的な意見にも使うことが可能。
- I think the cheaper furniture is better for us considering our financial situation. (客観的)
- I think summer is the most easiest to spend the time. (主観的)
I believe:thinkより確信度が高く、主観的
“I believe ~” は、完全には確信できていないものの、直後に続く that 以下の内容が事実である可能性が高いと感じている際に使われる。
文脈によっては “think” と似た意味になりますが、”believe” の方がより確信度が高く、主観的です。
- I believe that continuous learning is one of the essential skills for a successful career.
なお、“believe” は原理や原則に基づく意見を述べる際に使われる傾向があり、”think” はより実際的な意見や個人的嗜好に基づく意見を述べる際に使われることが多い。
I suppose:自分の知識や推測に基づいている
“I suppose ~” は、自分が持っている知識や推測に基づいた意見を述べる時に使われる表現です。自分の意見に確証はありません。
- I suppose potato salad is heathier than macaroni salad.
類似した表現に “I guess ~” があり、アメリカ英語でよく使われるカジュアルな表現です。
また “I assume ~” も似た表現としてよく使われますが、”suppose” や “guess” よりも確信度が高い
I’m sure:確信はあるが100%ではない
“I’m sure ~” は、述べていることが事実であることや、そうしたことが起こることについて、話し手が確信を持っているものの、100%ではない場合に使われる表現である。
- I sure that if I study more often, I’ll notice a big improvement.
類似の表現に “I’m certain ~” や “I bet ~”(アメリカ英語)がある。
“quite” を用いて “I’m quite sure ~”とすることで、確信度を高めることができる。
ちなみにイギリス英語だと “I’m fairly certain ~” を用いる傾向にある。
I’d say:言いにくいことを伝えるとき
“I’d say (I would say) ~” は、断定を避け、あくまでも自分の考えであるというニュアンスを含む言い方。
自分の意見に確証があるわけではない
- I’d say the red dress looks better on you the blue one.
I’d afraid:言いにくいことを伝えるとき
“I’m afraid ~” は、直後に続く that 以下が話し手や聞き手にとって好ましくない内容である場合に使われる言い方。
申し訳なく思う気持ちを含めることができる、丁寧な表現。
- I’m afraid that I won’t be able to make it tonight.
that 以下が明らかな場合には “I’m afraid so.” (that 以下が肯定文の場合)や “I’m afraid not.” (that以下が否定文の場合)という形でもよく使われます。
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